【半年着用】ル・サンパレイユのモールスキンジャケットを語る

ここ最近価格高騰中のモールスキンジャケット。
Vintage・Dead Stock・現行品が流通していますが、
自分はLe Sans Pareil(ル・サン・パレイユ)の現行品を購入しました。


購入から半年が経ちましたので、
改めて歴史を振り返りつつ、
Le Sans Pareilのモールスキンについて
語ってみようと思います。


どのモールスキンを買おうか悩んでいる方にとって
少しでもお手伝いができれば幸いです。

そもそもモールスキンジャケットって?

 歴史

Mole Skinの語源であるモグラ

モールスキンは1920sから1950sに
かけて主にフランスにてワークウェア
に用いられた素材です。
そのタフさ故に、
当時炭鉱や農作業に従事する人々の間で
広く受け入れられていたそうです。

Mole Skinと書いて字のごとく
モグラの表皮という意味を持ち、
モチっと肉厚で表面がやや起毛した素材感です。
独特の鈍い光沢を持ち、
光の当たり方や経年変化によって
様々な表情を見せてくれます。

タフさや経年変化といった共通点から
フランスのデニム
例えられることもあります。

 カラーバリエーション

Blue/Black/Whiteの三色が存在します。

最も流通の多いBlue。
主に炭鉱で働く人々に愛されていたようです。よくデニムと比されるのはこのタイプです。
人気のBlack。
諸説ありますが農業に従事する人々が着ていたそう。
Vintageを購入したらポケットに藁が入っていたというエピソードも聞いたことがあります。
超絶激レア色のWhite。
実物は見たことがありません。
事務作業など汚れる心配のない職種についていた方が着用していたのでは?
と予想しますが、定かではありません。

 年代別の特徴

とてもいい動画がYouTubeに有るので表に内容をまとめてみました。

【古着屋が教える】ヴィンテージ年代判別! 〜フレンチワークジャケット編〜
    20~30s40s~50s60s~
タグ刺繍刺繍プリント
ボタンメタル/ウッド/
ボーン
ラッカー塗装/プラスチック比翼
生地薄め(インディゴリネン/メティス)普通(コットンツイル)がっしりポリ混
胸ポケット無し/小さいVステッチ
シングルステッチ
下がり襟
ダブルステッチ
縫製バックヨーク有り被せ抜い/
補強布
シルエットAライン
(横幅広め)
IラインIライン
流行り30s以前のディテールがかっこよくて人気ですね

 なぜ人気なのか?

ここ数年で人気が高まり、
それに伴って価格が高騰していますね。
有名なVintage ShopでDead Stockを購入する場合
5万円〜が相場です。
モールスキンそのものの良さはもちろん、
人気の理由はもう二つあると考えています。

SDGs・エシカル・丁寧な暮らしといったキーワードの浸透によって、
”一つのものを長く使う”生活様式
に憧れを抱く人が増えた。

ゆーみん&きうてぃさんや九州タワーズさんAUBERGEチャンネルさんなど
YouTube上でVintageや軍モノの魅力を意欲的に発信する方々が増えた


この流れはしばらく続くのではないかと予想しています。

ルサンパレイユってどんなブランド?

ツバメのタグが可愛いです。

 ブランドの歴史

1894年創業フランスの老舗ファクトリーブランド。
2019Fall/winterよりファッションラインがスタート。
1894年にフランス・ローヌ地方でデシャン氏とボニー氏によって創業された老舗フレンチワークウェアブランドです。

この地域は古くからフレンチモールスキンの生産が盛んで、やがてこの地域に作業服を生産する
工場が増え、農業関係者や市場の労働者を対象にワークウェアの生産を始めました。

https://yanokuratokyo.com/le-sans-pareil/

100年以上の歴史があるんですね!信頼できますね。

 コンセプト

「Le Sans Pareil」は、フランス語で「比類のないもの」という意味があり、それを裏付けるように、当時の商品はヴィンテージマーケットで非常に人気のフレンチワークブランドの一つになっています。

https://yanokuratokyo.com/le-sans-pareil/

物作りに対する強いこだわりを感じます。

展開しているアイテム

モールスキンのカバーオールはもちろん、
コート・シャツ・パンツ・バックなども展開しています。

ルサンパレイユのモールスキンジャケットについて

 なぜ現行品を買った?

自分がLe Sans Pareilのモノを買った理由は大きく3つ。

①0から育てる楽しみ

バッキバキに色がフェードしたUsedは
とてもかっこいいですよね。
そういった個体も元々は新品。
長い年月をかけて味が深くなっていくわけです。
その変化の過程も楽しみたかったため、
Dead Stockか新品で探していました。

②良心的な価格

ただ Dead Stockは高い。。。
さらにBlackとなると6,7万はザラなわけです。
1ヶ月分の家賃が余裕で払えてしまう金額です。
(生活水準がバレる)
そこで現行品を自分でVintageに育てようと考えました。

③高いクオリティ

正直現行品もピンキリです。
モールスキンと謳っていながら
生地の密度がスカスカだったり。。
色々調べた結果、
Le Sans Pareilが価格とクオリティを最も高水準で実現している
という結論にたどり着き、購入に至りました。
Dead Stockは高い、、だけど品質も譲れない!
という方にはとてもオススメなブランドだと思います。

 価格

そして気になる価格は
ズバリ27,500円
決して安い買い物ではないですが、
何年も着る相棒を買うと思えば、
惜しくない価格ではないでしょうか?

※自分が購入したのは、
ANK別注モデルのため少し価格が高いです。
定番のモデルは24,750円です。

 サイズ感

175cm 75kgのがっしりめ体型です。
サイズは42を選びました。
シャツやカットソーを中にきればゆったり、
ニットを着るとややゆったり~ジャストくらいの着用感です。

着丈肩幅身幅袖丈
3870㎝46㎝55.5㎝59.5㎝
4072㎝48㎝58㎝61㎝
4274㎝50㎝60.5㎝62.5㎝
ブランド公式値

半年間の変化

新品の写真
自分はBlackを購入しました。
購入したては結構固めの生地感です。
ただ、生地は分厚すぎるということはなく、
目の詰まり方がしっかりしているため、
購入時は固めの生地感です。

半年間、週2ペースで着用し、
月に1~2回ほど雑に洗濯したモノがこちら。

私物の写真
若干Blackが抜けてきて、
「色がフェードしていく予感を感じるな〜」
くらいの変化です。笑
しかし、
着てみると明らかに
生地が柔らかくなっており、
体に馴染んできた感じがします。


自分だけにわかる経年変化っていいですよね。

 注意点

ホコリが付着しやすいです!
しっかりブラッシングをすることで
綺麗に・長く着用することができますので
ケアを忘れずに!

スタイリング

自分がよく着用しているスタイリングを3つ紹介します。

 1,チノパン+Newbalanceでカジュアルに

 2,M47と合わせて武骨に

 3,ALLブラックでスッキリ

まとめ

Le Sans Pareilのモールスキンジャケット
本当に買ってよかったなと思います。
価格と品質のバランスは他の現行品と比べても抜群です。
これから先何年もかけて、
自分だけのVintageにしていきたいですね。

 商品リンク(楽天で買うのがお得)

最後に商品リンクを掲載します。
国内で取り扱っている店舗はまだまだ数少なく、
郊外にお住いの方は実店舗での購入は難しいかと思います。

楽天市場で何件か取り扱いのあるショップを見つけましたので、
ぜひご覧ください。ポイントもつくのでお得に購入できるかなと思います。

売り切れが続出しているようなので、
在庫ありのタイミングをこまめにチェックするのがオススメです。

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